第8回九州デフバスケットボールフェスティバル 2022/10/01
1.「デフバスケ体験教室」
定員 30 名/参加者 24 名
聞こえない選手 4 名が講師となり、聞こえる・聞こえない関係なく、こども(4 歳~)からおとなを
対象に【デフバスケ体験教室】を開催しました。デフとは?の問いかけから始まり、聞こえない人との
コミュニケーション方法について説明し、そのあとに指文字表を用いて自分の名前を表現できるかチャ
レンジしました。参加者の聴覚障がいに対する理解を深めるいいきっかけになったことと思います。
そのあと 2 つのクラスに分かれ、幼児~小学低学年クラスではボールに慣れることから始め、ボウリ
ングゲームやボールをコントロールするゲーム、ドリブルやパスの練習、低いゴールを使ってのシュー
ト、最後に 5on5 を行い、終始笑顔が絶えない時間となりました。
小学高学年~おとなクラスではドリブルの練習やコーンタッチ 1 対 3、ビーチフラッグゲーム(じゃ
んけん)、ドリブルビンゴゲームと頭を使ったゲームを中心に最後は 5on5 を行い、デフバスケットボ
ールの楽しさを体験いただけたと思います。
親子で参加された方もおり、普段とは違った環境下でデフバスケットボールを通して親子のコミュニ
ケーションを取る素晴らしい時間になったことでしょう。
デフバスケ体験教室を通して、障がいについて理解を深め、チームスポーツの楽しさ、仲間と協力す
ることを学ぶことができたことは、世界的に取り組まれているダイバーシティや SDGs につながる素晴
らしいきっかけになったと思います。
2.「3x3 大会」
男子定数 10 チーム/参加数 10 チーム、女子定数 6 チーム/参加数 5 チーム(合計 55 名)
第 1 回フェスティバルから継続されている 3x3 大会は、メインイベントとして定着しております。3
年ぶりの開催だったということもあり、試合開始前から久しぶりの再会を喜ぶ仲間たちで体育館は賑わ
いました。男子は 2 リーグ、女子は 1 リーグで予選を行い、そのあとに決勝トーナメントを行いまし
た。男女ともに決勝戦はハイレベルな戦いとなり、他チーム、スタッフ、ボランティアがコートを囲む
ように集まって観戦し、大いなる盛り上がりを見せました。
また、一般社団法人福岡県バスケットボール協会様にご協力いただき、審判員を派遣いただきまし
た。審判員の皆様も「ありがとう」などの手話を覚えてくださり、ジェスチャー交えながら選手と交流
されていました。
聴覚障がい者を中心に健聴者チームも参加できる本イベントでは、九州圏内のみならず、北海道から
沖縄まで県外からも多くの方が参加しました。男女共に優勝、準優勝、3 位まで表彰を行い、コート上
だけに留まらず選手同士やボランティアと選手の交流も多く見られました。
第8回九州デフバスケットボールフェスティバル報告書
<第 8 回九州デフバスケットボールフェスティバル総括>
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、第 6 回、第 7 回と中止が相次ぎましたが、今年 3 年ぶり
に開催することができました。九州の玄関口である福岡に全国各地からデフプレーヤーが集まり、聞こ
える人と共にデフバスケットボールを通して交流を深めることができました。コロナ禍でなかなか会え
なかった仲間たちと久しぶりに会えた喜びからこれまで以上に賑やかなものとなりました。
デフバスケ体験教室ではこどもからおとなまでが楽しめる内容を取り入れ、聞こえない選手が講師と
なり、聴覚障がいへの理解を深めるきっかけ作りができたと思います。参加者の大半が初めてデフバス
ケットボールに触れる方々でしたが、与えられた課題をクリアしたり、シュートを決めたりしたときに
は達成感から満面の笑みがこぼれていました。
3x3 大会では、予選リーグから白熱した試合が展開されました。初参加となる聞こえる選手も普段の
バスケットボールとは違う”音のない”バスケットボールを初めて経験されたことと思います。声が聞こ
えなくともしっかりとコミュニケーションを取っていることに驚いたという声も聞かれました。
前回に引き続き、一般社団法人福岡県バスケットボール協会様より 3x3 公式ボールをお借りすること
ができ、さらに今回は審判員を派遣いただき、前回以上に本格的な大会となりました。予選からハイレ
ベルな戦いとなり、決勝戦では男女ともに観客がくぎ付けになる程、最後までどちらが勝つかわからな
い展開となりました。
また、コート内外で聞こえない選手と聞こえる選手や選手とボランティアの交流が盛んに行われてお
り、このイベントの目的の一つである”聞こえない人と聞こえる人の相互理解を深める”きっかけとなる
場を提供できたことに喜びを感じました。
このイベントを通して、デフバスケットボールの知名度が上がっていることを実感するとともに、来
年度も継続していきたいと強く心に誓いました。来年、またお会いできるのを楽しみにしております。
大会運営お疲れ様でした。また協賛頂きありがとうございました。
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